Q. 吹奏楽部の部活動指導には何のレッスンを受けるべきでしょうか?
私は来年から高校の教師として働く予定の大学生です。教授の勧めもあり、指導可能な部活動で吹奏楽部と書いて提出しています。
中学から大学まで吹奏楽部で活動しており、市民楽団にも所属しているため、奏者としての経験はあるのですが、指導ができるとは思えません。顧問になるとは限りませんが、指導可能と書いた以上必要な知識をできるだけ身につけたいです。
吹奏楽部以外での音楽経験は無く、ホルンを吹き始めた時に楽譜も読めるようになったため、F菅しか読むことができません(他のパートは数えて確認していました)。音楽の知識も最低限しかなく、音感もきちんと身に付いているか不安です。
このような場合、レッスンを受けるとしたら何を受ければ良いのでしょうか。指導書も出ているようですが、まだ確認できていません。ホルンの技術を磨くか、ピアノが弾けた方が良いのか、指揮法や楽典を学ぶべきか、自分ではよく分からなくなってしまいました。
追加の質問と答え
プロのコンサートを聴きにいった経験はありますか?
何度かありますが、あまり多くないです。
吹奏楽をご自身でやられていた時に、良いな、楽しいな、と感じるのはどのような時や事ですか?
上手く表現出来ないのですが、和音やリズムが合わさって、「全員でひとつの音楽を作っている」と感じられた時です。今吹いている音、音楽のことで頭がいっぱいになる時とても楽しいと感じます。
過去にホルンや、何かしらの音楽のレッスンを受けたことはありますか?
高校生の時にホルンのレッスンは受けたことがあります。月に1度高校に楽器ごとに指導に来てくださっていた先生にお世話になりました。
A. 指導の目的をはっきりさせ、ご自身の楽器のレッスンを通じて、アンサンブル・音感・音楽を聞く経験を増やすと良いです
1番の指導の目的としては、4でお答えいただいたことを伝えられれば、と感じてもらえることが大事だと思います。
そのための技術を知る、身につけていけると良いですね!
何を学ぶか、というところで行くと、
- アンサンブル
- 音感
- たくさん良い音楽を聴く
ということだと思います。
1. アンサンブルで学ぶこと
1と2は関係するところがあるのですが、アンサンブルで何を学ぶというところで言うと、
1-1. スコアを読んでメロディのつながりやリズムの組み合わせを聞き分けられる
1-2. どの楽器がどの音域を担当していて、和音的にどのような音量バランスになる必要があるのかを知っている
1-3. 全体の構成を考えて、盛り上がりや音色の雰囲気(硬い・柔らかい、など)の違いを理解する
と言う感じです。
2. 音感で学ぶこと
2の音感は、
2-1. 良い和音とはどのような響きがするのか
2-2. リズムがハマっている状態はどのような状態か
2-3. 和音の機能を理解し、緊張と緩和を把握できる
と言う感じです。
3. いい音楽を聴くことで学ぶこと
3の良い音楽は、1と2の完成している、良い状態を具体的に知り、感じ、イメージするためにとても大切です。
その他
逆に仰られていたような、指揮法やピアノは二の次で良いです。
ただ、おっしゃるように、これらをだれからどのように学べば良いかは中々世の中に情報が無いです。
ご質問者さんの現状を理解した上で、ホルンや音感・理論の指導をして貰えるのが一番ですね。
ポイントは、ご自身の楽器(音楽感)通じて、全体のことを理解しようとすることが大事、と言うことです。
楽器ごとの特性を理解することも大切ですが、自分の楽器の腕前は実際に指導をするときの拠り所になりますし、他の楽器の理想的な状態もイメージしやすくなります。
誰からレッスンを受けるべきか?
過去に習ったことがある先生がいる場合は、その先生に頼ってみるのは一つの方法ですよ!
あとこれは少し宣伝になってしまうのですが、MUSIC HACKにもホルンの講師がいるので、その方に習ってみるのもありだと思います。
質問者さんからの回答後のコメント
ありがとうございます。
昔の先生に一度連絡をとってみようと思います。
MUSIC HACKの方も検討します。
何をすべきかが整理出来てきました。
また、相談に乗っていただけるとありがたいです。
よろしくお願い致します。