Q.好きなプレイヤーがほっぺたを膨らませて吹くのですが膨らませても良いですか?
A.自分の好きな音が出ていて無理が無いならOK
ほっぺた、膨らませてもいいと思いますよ。
僕もサブトーンを吹く時に膨らんでしまうことがあります。
“型”は守らなくても良い
僕は”型”は「効率よく上達するために便利な物」だと思っています。
つまり、型どおりにやっても、やらなくても、目的を達成できればなんでもいいと思います。
ほっぺたの話に限らず、”型”(一般論、セオリー)と違う吹き方をしたくなったり、なってしまうことはあります。
また、そもそも身体の構造は人によって違いますし、身体の使い方も人によって「やりやすい」「やりにくい」があるからです。
ただ、型から外れると弊害もあるので、「型から外れたこと」をする時にチェックした方がいいことがあります。
“型”から外れる時のチェックポイント
1. 自分が好きな音が出ている
2. 本人が吹きやすい
3. 身体に無理が無い
逆にこの3つのうち一つでも当てはまらないものがあるなら、型から外さない方が上達は早くなると思います。
一つ一つ見ていきましょう。
1. 自分が好きな音が出ている
これは一番大事です。
自分が思う「良い音」の要素の中に、自分の好きなプレイヤーの癖や吹き方が入っていることはよくあることです。
逆にいうと、型から外れているのに良い音になっていない時は、無理に見た目を真似する必要はないと思います。
2. 本人が吹きやすい
型から外れてしまう理由で最も多い理由は「吹きやすいから」です。
ただもちろん、型を守ることによって余分の力をかける必要がなかったり、他の部分で出る副作用を抑える役割を担っていることがあるので、自分の身体を総合的に見ながら判断する必要があります。
3. 身体に無理が無い
すぐに身体に問題が出てこなくても、長時間吹いていると弊害として現れたり、疲労が蓄積されて表に出ることがあるので注意しましょう。
身体の調子が悪くなってきた時に整体師さんなどに相談すると、自分の身体の構造にあったアドバイスをくれることがあるので、相談してみると良いです。
型から外してもOKか?を先輩や講師に判断してもらうのもアリ
型を意識しているということは初心者である場合が多いです。
これは僕の主観ですが、初心者のうちはなるべく型にはめておいた方が良いと思います。
もし1ヶ月以上気になっているようなら、信頼できる先輩や講師に「客観的な意見」を求めてみると良いかもしれません。
型どおりの時と型から外れている時の音を公平に聴き比べて、良い音が出ているか?を判断してもらうと、結果はどうあれ自分の方向性を確率する手助けになります。
ちなみに先にも述べましたが、型から外れた時の音の方が自分は好きだ!というのであれば、僕はOKだと思います。
自分が楽しくふけることが最も大事なことだと思うからです。
今回のように、いろんなプレイヤーの外観や吹き方を見て真似て取り入れて、自分に合ったものだけ残す、というやり方は、とても良い取組方法なので、どんどんいろんなものを試してみてください!