ポップス・ジャズの奏法を習うためにはクラシックや吹奏楽の吹き方を捨てなければいけないのでしょうか?またはその逆はどうでしょうか?

今の吹き方を捨てる必要は全くありません。クラシック・吹奏楽の癖と、ジャズ・ポップスの癖、それぞれを正しく認識して使い分けられるようになることが大切です。

クラシックや吹奏楽とジャズやポップスの吹き方の違いは非常にざっくりですが、以下通りです(あくまで傾向です)。

ジャンル別 吹き方の違い
ポイント クラシック・吹奏楽 ジャズ・ポップス
伸ばし方 減衰するように ブロックのように
タンギング 柔らかく はっきり
リズム 拍の頭を重視 均等かつ重心を意識
スラー 頭だけタンギングしレガート フレーズマークと捉える
楽譜上の記譜 絶対遵守 メモ程度
音色の傾向 雑音を減らし繊細に 人間らしい表現

レッスンではこれらの違いを明確に吹き分けられるように、丁寧に指導していきます。
習っていない方の奏法に影響が出てきた場合も、症状を確認しながら対策となるアドバイスを行いますのでご安心ください。