サックス講師が選ぶジャズ・ポップスの有名アルトサックス奏者 22選

自分の演奏スタイルを決める時に、大好きなプレイヤーを決めておくことは、とても大事なことです。

今回はジャズ・ポップスのアルト・サックス奏者を、時代やジャンルごとにピックアップしました。

有名なプレイヤーから、それほど知られていないけど重要なプレイヤーまで、アイコンとなるような奏者と音源を集めたので、ぜひ自分の好きなプレイヤー探しに役立ててください。

Benny Carter

Bennett Lester “Benny” Carter(ベニー・カーター)はJohnny Hodges(ジョニー・ホッジス)と共にジャズ・アルト・サックスのパイオニア(先駆者)と呼ばれる存在で、一部のミュージシャンからはスイング界の「King(キング)」と呼ばれていました。

元々はアルト・サックスではなく、トランペットからキャリアがスタートしており、途中からアルトサックスに転向しました。
演奏だけでなく、作曲や編曲、バンドリーダーなども勤めています。

音色は落ち着きのある、まさに「王道」と言えるような印象で、演奏スタイルは強弱やベンド、ビブラートをふんだんに使った、歌うような表現を多用しています。

Johnny Hodges

Johnny Hodges(ジョニー・ホッジス)は先述のBenny Carterと共にジャズ・アルト・サックスのパイオニアと呼ばれる存在です。
「A列車で行こう」などで有名なDuke Ellington(デューク・エリントン)楽団でリード・アルト(1番アルト)を勤めるだけでなく、個人的な活動も精力的に行っていました。

音色はかなり落ち着いて渋い印象な一方、演奏スタイルはとても人間的で歌うような表現を、多過ぎず少なすぎず、ベストなバランスで取り入れています。
0:44〜のように、それまで優しく吹いていたのに、急に大きい音を出してびっくりさせるなど、ウィットに富んだ演奏が印象的です。

Marshal Royal

Marshal Walton Royal Jr.(マーシャル・ロイヤル)は、Count Basie(カウント・ベイシー)楽団のリード・アルト奏者として活躍したプレイヤーです。
個人的な活動はあまり行っておらず、ビッグバンドでもそれほどソロを取りませんでしたが、メロディの歌い方に独特な魅力があり、ビッグバンドのアルトサックス奏者のお手本的な存在になっています。

音色は高音域が多く、煌びやかな印象で、演奏スタイルはビブラートがふんだんに使われ、少し遅れて入る絶妙なリズム感が特徴的です。

Charlie Parker

Charlie Parker(チャーリー・パーカー)は、トランペット奏者のDizzy Gillespie(ディジー・ガレスピー)と共にBebop(ビバップ)の開祖として、後のサックス・プレイヤーだけでなく、あらゆる楽器のジャズ・プレイヤーに影響を与えました。

それまで大ブームとなっていたスイング・ジャズは踊るための音楽で、歌やメロディが中心で大衆性と娯楽性が重要でしたが、ビバップは即興性をより高めるためにコードとアドリブ・ソロを重視したことで、ジャズの芸術性の評価を高めました。

Charlie Parkerの音色は高音域も低音域もしっかりと鳴ったバランスの取れた印象で、演奏スタイルは高速かつコード感を単音楽器で表現するために上下の音の移動が激しい、それでいてメロディアスに聞こえるような独特な音使いをしています。

Sonny Stitt

Sonny Stitt(ソニー・スティット)は、Bebop(ビバップ)やHard bop(ハード・バップ)を中心に活躍したアルト・サックス奏者で、初期の頃はCharlie Parkerの演奏スタイルとかなり似ていたため、「Charlie Parkerのマネごとだ」と言われていましたが、Chalie Parkerよりも温かな音色や、メロディアスな音使いによって徐々に独自性が認められていきました。

あまりにCharlie Parkerと比べられるため、一時期はわざとテナーサックスを演奏していた時期もあったほどです。

音色は高音域がそれほど強くなく温かみのある印象で、演奏スタイルも速いフレーズがありながらも落ち着きをもったメロディアスなソロが特徴です。

Lee Konitz

Lee Konitz(リー・コニッツ)は、盲目のピアニストLennie Tristano(レニー・トリスターノ)派として知られています。また、ジャズの帝王Miles Davisの作品『クールの誕生 (Birth of the Cool)』(録音:1949, 1950年)に参加しています。

トリスターノ派はアドリブの可能性をビバップから更に拡張し、感情的な表現を抑えたクールな演奏で、一部のジャズファンから熱狂的な支持を得ました。
Lee Konitzはそこから、ソリストだけでソロを作るのではなく、ピアノやベース、ドラムなどのリズム隊も含めて、相互的に影響を与えながら、長い時間をかけてソロをとるInter Play(インター・プレイ)を重視するスタイルを確立しました。

Lee Konitzは抑揚が少なく硬質な音色が特徴です。演奏スタイルはウネウネとしたアドリブラインで、あえて不自然な譜割りを選び独特な浮遊感を持たせました。徐々にCoolからWarmへと変化し、音数が少なく上記のInter Play(インター・プレイ)を重視するスタイルになっていきました。

Jackie McLean

Jackie McLean(ジャッキー・マクリーン)はBebopやHard Bop(ハード・バップ)で活躍したアルト・サックス奏者です。
Bebop最盛期のニューヨークに生まれたため、近所に住んでいたCharlie Parker(チャーリー・パーカー)やピアノ奏者のThelonious Monk(セロニアス・モンク)、Bud Powell(バド・パウエル)などから指導を受けていたこともあるそうです。

音色は高音域が強く煌びやかな印象で、演奏スタイルはBebopの流れを強く受け継いだ、高速かつコードをよく意識した演奏になっています。

Art Pepper

Art Pepper(アート・ペッパー)は、West Coast(ウエスト・コースト、西海岸)・ジャズの中心的なプレイヤーとして活躍しました。
ジャズの主流はニューヨークを中心とするEast Coast(イースト・コースト、東海岸)で発展してきましたが、世の中にジャズが浸透し始めたことでニューヨーク以外の場所でも様々な発展をしてくことになります。

Art PepperはStan Kenton(スタン・ケントン)楽団の看板プレイヤーとして活躍し、個人的な活動も精力的に行っていました。

音色は高音域が多めで煌びやかな印象で、演奏スタイルは前期と後期で大きく変わっています。

前期の演奏スタイルは、メロディアスで王道とも言える非常に聞きやすい演奏です。

後期の演奏スタイル(最初の動画)は、浮遊感のある音使いをしつつ、メロディアスでオーバーブロウぎみに情熱的に吹く場面もあり、より難解で芸術性が高まった演奏になっています。

Paul Desmond

Paul Desmond(ポール・デスモンド)は西海岸を中心に活動したアルト・サックス奏者で、Dave Brubeck Quartet(デイブ・ブルベック・カルテット)の曲「Take Five」の作曲家&演奏家として非常に有名になりました。
Take Fiveはジャズ史上、最も売れたシングル盤となっています。
5拍子のTake Five以外にも変拍子を用いた特殊な曲を数曲残しています。

音色は高音域が中心ながらもキンキンした成分が少ないため落ち着いた印象で、演奏スタイルにも派手さはなく、1つのフレーズからどんどん展開していくような、作曲のようなアドリブが特徴です。

フリージャズ奏者

フリージャズはジャズの中でも芸術性や可能性を追求している音楽のため、好みが別れます。
ただ、歴史的にも表現手法としても非常に重要なジャンルなので、ぜひ触りだけでも聴いてみてください。

Eric Dolphy

Eric Dolphy(エリック・ドルフィー)はAvant-garde Jazz(アヴァンギャルド・ジャズ)、Post-bop(ポスト・バップ)、Third Stream(サード・ストリーム)、Free Jazz(フリー・ジャズ)で活躍したマルチ・リード奏者です。
アルトサックス、バスクラリネット、フルート奏者として有名で、テナーサックス奏者のJohn Coltrane(ジョン・コルトレーン)の親友としても知られています。

ベース奏者のCharles Mingus(チャールズ・ミンガス)とともに挑戦的な音楽表現を追求し続けたプレイヤーで、アルトサックス奏者のOrnett Coleman(オーネット・コールマン、後述)、テナーサックス奏者のJohn Coltraneとともに、ジャズの音楽的表現の基礎部分を広げた、歴史上の重要人物です。

音色は高音域が非常に多く耳に突き刺さるような印象で、演奏スタイルは広い跳躍と複雑なリズムを多用し、予測不能な音使いをするのが特徴です。

Ornette Coleman

Ornette Coleman(オーネット・コールマン)はFree Jazz(フリー・ジャズ)の創設者として有名なアルトサックス奏者です。

Hard Bop(ハード・バップ)から脱却するために、コード進行ではなくモード旋法を重視したModal Jazz(モード・ジャズ)でしたが、Free Jazzはさらにテンポ、音色、コードなどの制限からの脱却を目指し、ジャズの芸術性をさらに高めることになります。

Ornette Colemanの音楽はFree Jazzだけでなく、Free Funk(フリー・ファンク)やJazz Fusion(ジャズ・フュージョン)などにも発展していきます。

音色は高音域が多めですが中音域、低音域も含まれた良いバランスの印象で、演奏スタイルは長い音符に強弱やピッチの変化を組み合わせ、音のつながりをフレーズとして表現することを重視しているのが特徴です。

John Zone

John Zone(ジョン・ゾーン)は作曲家、レコーディング・プロデューサー、サックス奏者、マルチ楽器奏者として有名な人物で、ジャズだけでなく、ハードコア・ロック、クラシック、コンテンポラリー、サーフ音楽、メタル、環境音楽など、即興演奏を積極的に取り入れながら様々なジャンルで実験的な音楽を作曲、演奏しています。

音色は高音域が多めですがバランスが取れた印象で、演奏スタイルは曲そのものの雰囲気も大切にしつつも、即興性を重んじ、サックスの出せる様々な音を音楽に取り入れて表現するのが特徴です。

Cannonball Adderley

Cannonball Adderley(キャノンボール・アダレイ)は、弟のトランペット奏者Nat Adderley(ナット・アダレイ)と共に、Hard Bop(ハード・バップ)を始め、Soul Jazz(ソウル・ジャズ)やModal Jazz(モード・ジャズ)、Jazz Rock(ジャズ・ロック)など、最も変化の激しい時代のジャズで活躍したアルト・サックス奏者です。
10代の頃、アメリカ南部のフロリダに住んでおり、R&BやBluesの影響を強く受けています。
同時期にフロリダに住んでいた2歳年下のRay Charles(レイ・チャールズ)と一緒に演奏していたこともあるようです。
27歳でニューヨークに移った後、トランペット奏者のMiles Davis(マイルス・デイビス)と共にModal Jazz(モード・ジャズ)の発展に貢献しました。

音色は高音域も低音域もしっかり鳴っている上で煌びやかな印象で、演奏スタイルはBebopの流れを受け継ぎながらもBluesの表現をよく取り入れているため、情熱的なフレーズが多いことが特徴です。

Hank Crawford

Hank Crawford(ハンク・クロフォード)はR&B、Hard Bop(ハード・バップ)、Jazz Funk(ジャズ・ファンク)、Soul Jazz(ソウル・ジャズ)で活躍したアルトサックス奏者です。
David Sanborn(デヴィッド・サンボーン。後述)がサックスを始めるきっかけとなった人物で、Ray Charles(レイ・チャールズ)楽団の音楽監督、兼、アルトサックス奏者を勤めた後、様々な有名アーティストと共演しながらソリストとしても活動していました。

音色は高音域から低音域までバランスが良い印象で、演奏スタイルはブルージーなフレーズが多く、裏拍をかなり引っ張って音の切れ目をスパッと切る、ブルースやR&B的なグルーブ感が特徴です。

Maceo Parker

Maceo Parker(メイシオ・パーカー)は、Funk(ファンク)、Soul Jazz(ソウル・ジャズ)のアルトサックス奏者で、Funkの生みの親であるJames Brown(ジェームス・ブラウン)のバックバンドで有名になりました。

FunkはSoul、Jazz、R&Bを混ぜて生まれた踊るための音楽で、メロディとコード進行を単純化し、強く複雑なリズムとベースラインにエネルギーを集中しています。
コード進行が単純になったため、Funkにおけるサックスの演奏も、リズム中心なことが多いです。

Maceo Parkerの音色は低音域から高音域までバランスよく鳴っているのに加えて、高音域にきらびやかな成分が少し含まれているのが印象的で、演奏スタイルは音の種類が少ない代わりに、リズム楽器のように複雑なリズムを、タンギングやスーパー・オルタネイト・フィンガリング(音色が変わる替え指)で表現するのが特徴です。

Grover Washington Jr.

Grover Washington Jr.(グローヴァー・ワシントン・ジュニア)は、Jazz Funk(ジャズ・ファンク)、Soul Jazz(ソウル・ジャズ)のサックス奏者で、Smooth Jazz(スムース・ジャズ。後述)の創始者の一人と言われています。
サックスの演奏だけでなくJust The Two Of UsやWinelightなどの名曲のプロデュース・編曲でも才能を発揮し、4枚目のアルバム「Mister Magic」がアメリカの有名な音楽ランキング「ビルボード・チャート」のR&Bアルバム部門で1位を獲得するなど、商業的にも大成功しています。

音色は高音域から低音域までバランスが良い印象で、演奏スタイルはメロディアスなフレーズをグルーヴィーに、多過ぎず少なすぎず使うことが特徴です。

David Sanborn

David Sanborn(デビッド・サンボーン)は、Jazz Fusion(ジャズ・フュージョン)、Blues Rock(ブルース・ロック)、R&B、Popsのサックス奏者で、アメリカで最も商業的に成功したサックス奏者の一人です。
Smooth Jazz(スムース・ジャズ)のプレイヤーとして紹介されることが多いですが、本人は嫌がっているそうです。

8歳のときにポリオ(小児麻痺)にかかり、医者から胸の筋肉と呼吸の増強のためにサックスを勧められ、アルトサックスを始めました。
マウスピースの咥え方が特徴的で、楽器を手前に引いてマウスピースの上側に向かって吹く形になっていますが、ポリオの影響でサックスをまっすぐ構えられなかった時の影響が残っているためで、あまりお勧めできないと本人が語っています。(Sax World Vol.7より)

エフェクターやWah Wah Pedal(ワーワーペダル)など、サックスの音色に電子加工を加える実験的な取り組みも行っています。

音色は高音域が強くキンキンして明るく目立つ印象で、演奏スタイルはメロディを強弱を使って歌い上げ、ソロでは印象的なフレーズを吹きつつも、ここぞというところではマシンガンのように音を吹きまくる、機械的かつ良く制御されたフレーズが特徴です。

Gerald Albright

Gerald Albright(ジェラルド・アルブライト)はSmooth Jazz(スムース・ジャズ)のアルトサックス奏者。Temptations(テンプテーションズ)を初め、Whitney Huston(ホイットニー・ヒューストン)、Quincy Jones(クインシー・ジョーンズ)、Chaka Khan(チャカ・カーン)など、名だたる有名ミュージシャンのツアーに参加しています。

音色は高音域が強く、演奏スタイルはメロディを強弱を使って歌い上げるSmooth Jazzの王道とも言える吹き方で、高音を長く歌い上げるようなSoul(ソウル)的な要素が強いソロが特徴です。

Kenny Garrett

Kenny Garrett(ケニー・ギャレット)は、Jazz、Post bop(ポスト・バップ)、Jazz Fusion(ジャズ・フュージョン)のアルトサックス奏者で、Duke Ellington(デューク・エリントン)楽団に所属した後、トランペット奏者のMiles Davis(マイルス・デイビス)のバンドで有名になりました。
ソロ活動を精力的に行っており、Jazzだけでなくアジアの音楽から強く影響を受けており、「翼をください」をアルバム「Beyond The Wall」に収録したりしています。

音色は低音域が多めで有りながら、高音域もしっかり入っていて、かつ、常に口や息などでビブラートをかけていて複雑な波が流れている印象で、演奏スタイルは王道のジャズのフレーズを基本にしつつもアルペジオ(分散和音)を使ったアウトフレーズ(調性から離れた音を含んだフレーズ)を多用し、最後は情熱的に単音で盛り上げるという、物語的な展開をもった長いソロを取るのが特徴です。

Eric Marienthal

※ソロは6:19〜
Eric Marienthal(エリック・マリエンサル)は、Jazz Fusion(ジャズ・フュージョン)、Smooth Jazz(スムース・ジャズ)のアルトサックス奏者で、ピアノ奏者のChick Korea(チック・コリア)のElektric Band(エレクトリック・バンド)で制作したアルバムでグラミー賞を受賞しています。
ジャズの教則本を多数出版していて、ツアーの際にバンドクリニックを開催するなど、教育にも取り組んでいます。

Gordon Goodwin’s Big “Phat” Band(ゴードン・グッドウィン・ビッグ・ファット・バンド)やGRP All Star Big Bandなど、最高峰のプレイヤーが集まるバンドにも参加しつつ、ソロ活動も熱心に活動しています。

音色は高音域が多く きらびやかな印象で、演奏スタイルは非常によく制御された機械的なフレーズを緻密なタンギングで正確に演奏し、フラジオを情熱的に盛り込むなど、お手本として最高レベルに整っていることが特徴です。

Dave Koz

Dave Koz(デイブ・コーズ)は、Smooth Jazz(スムース・ジャズ)のアルトサックス奏者。元々はロック・バンドでサックスを吹いていましたが、Smooth Jazzに転向しました。
サービス精神が旺盛で、ライブでは踊ったり頭を振ったり腕を動かすなど、コミカルな動きを入れながら観客を楽しませています。

音色は高音域が多く 煌びやかな印象で、演奏スタイルはソロの中でもそれほど音数を増やさず歌うようなフレーズを吹くのが特徴です。

Candy Dulfer

※ソロは8:48〜
Candy Dulfer(キャンディー・ダルファー)はオランダのJazz Funk(ジャズ・ファンク)、Soul(ソウル)のアルトサックス奏者で、サックス奏者だった父親Hans Dulferの影響を受け6歳からサックスを初め、21歳のデビューアルバムがグラミー賞にノミネートされています。
Maceo Parker(メイシオ・パーカー)やTower Of Power(タワー・オブ・パワー)など、Funkの有名プレイヤーやバンドと共演しており、Madonna(マドンナ)のオープニングアクトを勤めたり、Prince(プリンス)のステージで演奏するよう招待される実力派で、母国オランダではテレビ番組も持つほど人気のプレイヤーです。

音色は低音域も高音域も多く 力強くもきらびやかな印象で、演奏スタイルはキャッチーなフレーズを中心にパーカッシブなソロを取るのが特徴です。

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